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癒し

$ESPRIT-3


先週までの
頭から煙がでるほど慌ただしき毎日の中、
実技の講義をしていたときのこと。
ふと感じたことがありました。

いつまでもパースの治らない学生のデッサンに、
ちょこちょこと手直しを入れていると、
無性に手が走り出し、止まらなくなりましてね。

気持がよかったんです。

「ここまで描いてもらったら、
もうこれ、せんせいの絵やん」
と言われて、
「ああそうだった学生の絵だった」
と我に返ったほどです。


絵を描くことは、個人の作業です。
修行僧が写経をするように、
黙々とひたすらに我と画面と向き合う作業です。
それでも、そうか...マドモアゼルにとって
絵を描くことは自己表現のツールでありながら、
『無になれるもの』で、
『癒し』にもなってるんだなと、
その時気がついたのでした。


マドモアゼルの母は、
東京を美術大学を卒業後、
そのまま東京に残って、
ディスプレイデザインの仕事をしたかった人でした。
しかし、「教師の席があるから戻って来なさい」と、
懇意にしていた田舎の先生から呼び戻され、
それから38年間。
教壇に立ち、美術の教師として活きてきました。

社会に出て朝から夕方まで仕事をし、
家を守って大家族の家事と子育てをし、
おまけに、年に何本かの
全国規模の大きな展覧会への出品、
地方の美術展の出品も抱えていました。
ですから、どんなに忙しくとも、
毎日毎晩、深夜まで絵を描いてきた人です。

それはすっかり年老いた今だにそうです。
「ようやくしたかったことができるようになった」と、
数十人の生徒さんに絵を指導しながらも、
今だ毎日絵を描いて、
教師をしていた現役中はできなかった作家活動を、
存分に楽しんでいます。

多分、母にとっても、
絵を描くことは唯一の自分の時間であり、
唯一日々の疲れや世俗的なことから解放される、
『癒し』だったのだと思います。

蛙の子は蛙。
DNAですね。
ようやくマドモアゼルも
母のキモチが理解できる
お年頃になってきたようなのでしたとさ。






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告知

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先月のこと。
がんセンターでの毎年検診が10年目を迎え、
主治医の先生から、
「卒業ですよ」と言われました。

秋の空が高く観えました。


そんな矢先。
マドモアゼルの卒業と入れ替わりに、
身近な人がその病名を告知されてしまいました。
当初はどーんと構えているフリして
強がっていましたが、
入院前の検査をするたびに、
様子がピリピリしてきています。

あの病名を告知されると、
例え初期の発見であったとしても、
まず『死』が頭をよぎりますからね。
誰もがこころ穏やかでは
いられなくなるでしょう。

本人の中では、
いろんなことを整理して、
いろんなことを決心し始めますから、
側に居る人は、
「頑張れ」とか、「しっかりして」とか、
「大丈夫だから」というよりも、
やるせなくてこぼさずにはいられずに
吐き出される言葉を、
うなずいて聴いてあげることがベストだと思います。
わたしはそうしてくれた家族の対応に、
随分と救われましたから。


命ってね、
いつカウントダウンを告げられるかわかりません。
あの経験をしますと、
なにごともない毎日こそが、
一番しあわせな時間なのだと
思えるようになるもので。
わたしが『今に生きる』ようになったのは、
そのおかげなのです。

今や誰よりも長生きしそうな勢いのマドモアゼル。
時々ひぃーひぃーブーブー言う日もありますけれど、
毎日「好き」で生きてます。

どうぞあなたも、
あなたの毎日を有意義に、
少しでも楽しく、
そして愛おしんでお過ごしくださいね。


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マドモアゼル

Author:マドモアゼル

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